Lambdaカクテル

Common Lispと自宅サーバにWebエンジニアリングの香りを載せて

引っ越した

生きてるよ。

僕が以前住んでいた家は日当たりが悪く、隣人がときおり奇声を上げ、自転車がよく壊れる(フェンダーホルダーがひん曲がったり、ディレイラーが壊れかけたりした)物件だったのだが、お金がたまっていたのと、たまたまいい物件を見つけたのとで、敢行した。

引っ越し自体はあっという間だった。ダンボールに突っ込み、あとは業者のオッチャンたちが持っていくのを待つだけだった。本棚は養生材でおめかしされ、ベッドはバラバラ死体になって紐で縛られたあと、トラックに載せられて我が家で組み立てられ、僕の体を支えている。

あっけないものだ。つい先日まで生活の住処としていた空間がガシャーンと破壊され、ただの箱に戻った。あそこにあった魂はどこに行ったのだろうと思った。そして新居でアーカイブを展開し、ベッドをビルドすると、新たな魂が部屋に宿った。全く同じ家具や什器が置いてあるのに、全く違うものがあるように感じた。この部屋でなら幸せになれそうだと思った。

 

しおいちゃんが夕日に照らされ、するどい陰を作っていた。

 

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いままでしおいちゃんがきちんと陽光に照らされたことはなかったので、感慨深かった。娘を見ているようだった。しおいちゃんは友達のところの子で、事情があってうちにやって来た。それ以来口を開かないのだ。遠くを見る目は夢を見ているのか。孤独を語りかけているのか。

 

輝く夜景に見惚れていたとき、電気はまだ来ていなかった。そして電気が来てからまた窓を覗くと、夕暮れの太陽が嵐山を灼いている。きっと好きな風景になるだろう。思わず「へぇ……」とNANAみたいに反応した。ああ、これから私も紅葉に焦がされて山に行ったり、空を好きになってバイクに跨ったりするのかしら。そういう空想にすこぶる適切な、風景。


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完璧な人間が存在しないように、引越しで募った不満もある。まず部屋に明かりが付いていなかった。友人の親ルートで不動産事情通に聞いたところ、そういうのは珍しくないという。ならばと素直に諦めて、素敵なペンダントライトを吊るそうじゃないですか。どうせ日は差すから昼の明るさに困ってはいないので、夜の雰囲気づくりに手を貸してくれそうなのがいい。

おわりに

上の階が民泊っぽい。確定したら追い出してやるド。旅館業法を守って、みんなのために生きようね!