Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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個々人の時間の独立が侵されること

かつては本を読んでいる間は本の事しか考えなくてよかったものを、スマートデバイスの発展によって、本を読んでいる最中も通知やメールについて考え、次にツイートする内容を考えなければならなくなり、旅行の最中にinstagramにアップする写真について考えなければならなくなった。 ネットが個々人の時空間を接続し、簡単には切り離せなくなった。 現代社会において、精神的な静寂に浸り沈思黙考することは、より困難になりつつある。

思考の輪郭がぼやけ、自分が何を考えているのか、果たしてそれは本当に自分の考えなのか、わからなくなる。 そのような状況は人間にプラスだろうかマイナスだろうか。

炎上はそのような構造が具体化したものと見ることができないだろうか。 個々人は炎上の責任を取らない。何が何故炎上しているのかよく分からないまま、薪をくべ続ける。 何故面白いのか分からないまま面白がり、爆発的なミームが生じる。そのようなミームは論理的な実体が無いから、一定期間が経過するとあっさり消滅する。

この傾向は加速すると思う。あなたの周りの時間も同じような変化を起こしているはずだ。

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