Lambdaカクテル

ソフトウェア開発者です.玉石混淆です.

署名付きファイル + UX + 『さよなら、インターフェイス』

GPGの署名がついたファイルをダウンロードすることがあって、それはそれでセキュリティに気を配ってるんだな〜と感心するのだけれど、そういうときは本体と署名のリンクが別々になっていて、それぞれを分けてダウンロードしなければならない。本体のファイルと.ascファイルとを二度もダウンロードするのが面倒だなと感じることがほとんど。

Firefoxの拡張とかで、.ascファイルがダウンロードできるときはそれもついでにダウンロードしてくれる機能が欲しい。もっと欲を言えば、ついでに署名検証もしてほしい。いちいち端末を開くのが面倒だから。

Apacheとかが「このファイルは電子署名もありますよ〜」みたいなヘッダをくれたらいいような気もする。

とにかく、いちいち手間を踏まなければならないのはUX的によくない。

UXといえばこのあいだこれを読んだ。

さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法

さよなら、インタフェース -脱「画面」の思考法

  • 作者: ゴールデン・クリシュナ,武舎るみ,武舎広幸
  • 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
  • 発売日: 2015/09/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「本当にしたいこと」をシュッとできるソフトウェアが良いソフトウェアだ、といったことが書いてある。事例の中で、「後ろのバンパーを蹴るとトランクが開く車」が出てきて、両手が塞がっていても開けられるからすごいと思った。とにかくアプリ出してしまえ、洗濯機にスマホアプリを連携させようみたいな日本の家電にありがちなアプローチはクソミソにこき下ろされていて悲しみを感じる。読み物としてとてもおもしろかった。おちゃらけた軽い口調だけれど、しっかり参考文献が載っていたりと丁寧。著者は、スクリーンに依存してはいけないということを繰り返し訴えかける。でも現実はその逆で、企業はスクリーンありきの設計開発に染まってしまっているし、ユーザをスクリーンにいかに張り付け依存させるかを指向している、と指摘する。このままでは袋小路にハマってしまって未来が無いので、局所解であるスクリーン前提のシステムを脱して、よりよい最適解を目指してUXを設計しよう、という話になる。