Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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バンドの分布図の軸は「ゆるい-激しい」「楽しい-哀しい」なのか

あるフォロワーさん(先輩です)がどこかから画像を拾ってきた。どうやら広島でのバンドシーンについての画像だ。

聞くところによれば、どうやら広島はバンド活動が盛んなようだ。沢山のバンドがライブハウスでいろいろやってるらしい。ベースを弾く身としてはうらやましいものだ。そんな賑やかな広島のバンドたちの傾向を一枚の図で表わしてみましたよ!という画像が流れてきたのでした。

「激しい-ゆるい」「楽しい-哀しい」という対立軸は、とてもわかりやすい。

人が音楽を聴くのは、激しくしたかったり、ゆるくしたかったり、楽しい気持ちになったり、哀しさにひたりたいという色々の動機があるからで、特にその4方向性は大きな割合を占めているとみて間違いない。

だが激しさの対極はゆるさなのか?楽しさの対極は哀しさなのか?という疑問が生じる。ゆるさの中に激しさを隠し持っているバンドがあってもいいし、楽しいけれど哀しい曲を歌うバンドがいてもいい。たとえばブルースは一定のゆるさがあるけれど、激しく歪ませたギターサウンドも使う。コードは楽観的であるけれど、その根底には哀しさを湛えている。(個人の感想です)

それでも「激しい-ゆるい」「楽しい-哀しい」が説得力を持つのはなぜだろう。その指標がよく浸透しているということだろうか。

思うに、よくテレビで流れる「バンド」というのは、分かりやすく方向性を決め打ちにして紹介されているのではないか。「激しい思いを表現した…」「独特の雰囲気が…」「ポップで明るい雰囲気の…」といった紋切り型でバンドというものが伝達されるから、「そういうもの」になるのかもしれない。テレビは誰にでも分かるように紹介してあげないといけないので、その表現の幅は最大公約数的な行儀の良い表現に収まる。それに、テレビは平等でも公平でもなく、市場の暴力を容赦なくぶつけてくるから、一般大衆にウケるバンドが紹介されやすい。音楽独特の評価の軸は不要なので使われない。

もしテレビとかネットとかのメディア的な影響でそういう市場本位な表現が出来上がるのだとしたら、

バンドにはこれらが求められてるってことなんですよねきっと。世間的に。

それは正しい。

くろさきたかしさんが所属する甘辛いインストバンドe.t.cもどうぞよろしくおねがいします。

a eureka moment(2014.03.08 Release) -Digest- by [ e.t.c ] - Hear the world’s sounds

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