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Lambdaカクテル

ソフトウェア開発者です.玉石混淆です.

新年ことよろあけおめ、そしてドイツ・ウィーン旅行のあとがき

旅行

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新年ですね。あけましておめでとうございます。

あっという間の一年だった、と毎年オウムのように繰り返すわけだが、やはり一年は儚い。毎日毎日さまざまな出来事があるけれど、僕はほとんどの日に意味を与えていなかった。何かをしようとして過ごした一日は記憶に残る。何かが起きた日よりも、何かをする日にするべきなのだ。

去年の話のなかで、アウトプットしていなかったことをこの数日で書き出しておきたいと思う。とりあえずひとつ書いておく。

ドイツ・ウィーン篇

師走の中ごろ、恋人がドイツに留学滞在しているので、会いに行くべく飛行機に乗って旅行してきた。ドイツの冬は積雪が激しいと聞いたが、さっぱり雪が降らずに拍子抜けだった。結局、雪は僕が日本に帰国してからとっぷり降ったという。ホワイトクリスマスとはいかなかったが、町の広場で催されるクリスマスマルクトでソーセージを食べたり大量のキノコを食べたのがよい思い出になった。このときグリューヴァインと称する温めたワインが供されるのだが、注ぐ為のマグカップはデポジット制で、いくらか払うことでグラスを受け取ることができ、持ち帰りたい人はそのまま持ち帰ることができる。返却すれば、先に支払った料金が返ってくる。これも僕の大事なお土産となった。

クリスマスマルクトとは、英語に直せばクリスマスマーケットで、要するにクリスマス前のお祝いを一ヶ月間ほど行う行事なのだが、この期間中はちょっと大きな町であればどこでも、教会や市庁舎の前などの広場に簡易店舗が軒を連ね、先に紹介したソーセージやグリューヴァインに加えてクリスマス菓子やおもちゃ、帽子や木細工など、さまざまなものがあふれる幻想的な市場が出来上がる。ちょうど縁日の出店が豪華になったような、祭りのような空間が現れるのだ。というか祭だ。ニュルンベルクでのそれは、小さな町が突如として現れたかのような活気を湛えていて、行き交う人は皆それぞれの買い物を手に提げて、温かい飲み物で暖を取りつつ、友人らと談笑していた。とても愉快で好きな光景だった。

ドイツからさらに旅行した行き先のウィーンでもこのクリスマスマルクトは催されていて、ウィーン市庁舎前がその会場だった。ここでもまたソーセージが売られていたので、ドイツ人はもとよりオーストリア人もソーセージが大好きなのだなと思った。もちろんウィーンにはソーセージ以外にも色とりどりの名物や名勝、歴史的建造物があって、たとえばザッハトルテが有名なホテル・ザッハーとか、ニューイヤーコンサートが開かれるウィーン学友協会、格調高く絢爛豪華なオペラ座などなど、もう街全体が巨大な有機的芸術だといえるほどみっちりした情報の濃さがある。絵画に迷い込んだような美しさに圧倒されるしかなかった。間違いなく人生に影響を与えたのではないかというほどの衝撃を体験した。旅行にきて本当によかったと思った。

ヨーロッパの価値観と日本のアジア的価値観は鋭く交錯したり柔らかく溶けあったりする。ことばではあまり表しきれないがそういうことを体験できたのはよかった。