Lambdaカクテル

京都在住Webエンジニアの日記です

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孫子もクラウゼヴィッツも青くなる戦略的手法でつぶやく話

さて、Twitterで日夜行なわれている議論についての話をする。ここで言う議論とは、「自己の見識を広めるための、対話を通じて行なわれる互いに利己的な行為」の事ではなく、「相手の意見を打ち負かすための言葉による戦争」である、いわゆる討論の事を指す。ことにTwitterで行なわれる議論が戦争っぽいと思いこのエントリを書いている。

戦略的に考えれば、相手を攻撃するときは圧倒的な物量で一気に叩き潰すのが良い。これは議論においては、正論で相手の論理を完全に破壊し、しかも反撃できぬよう布石を打っておくという形をとるだろう。このような攻撃形態はブログで良く見られる、最もオーソドックスなものである。

しかし、Twitterは一度に140文字しかつぶやくことができない。これはその都度相手に反撃を許しているのと同じである。戦争に例えれば塹壕に双方立て籠り一発ずつ交代で迫撃砲を撃つようなもの*1だ。これでは埒があかない。実際、Twitterで繰り広げられる《議論》がまともに決着した試しなど、ない。このような状況では突撃して状況を打開しようとしたり、近接航空支援を受けて相手を打破したり、別方向からの奇襲を仕掛けたりするしかない。

これらの戦術は見事に、それぞれ「一斉にメンションを飛ばして勝利宣言する」「偉い人やそいつの仲間が介入して論破」「論点をずらして立て直しにかかる」となって、Twitterで今日も繰り広げられている。

*1:僕は軍事についてはあまり詳しくないのでなにか間違いがあったら許してほしい

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